自宅購入のポイント
今はこういうご時勢で、不動産市況もなかなかキビシイようですが、
それでもいつの時代も「マイホーム購入」は憧れですよね。
でも、おうちなんていくつも買うものじゃないのに、
金額が大きくて、よくわかんない。っていうのは、現実だと思います。
私だって、司法書士になってから不動産取引の現場に立ち会うようになったけれど、
それまでは私には関係ない~世界。
司法書士という職業自体は、買主さんの所有権取得の手続きに携わるのがメインなので、
不動産自体の鑑識眼に長けてるわけじゃないですけど、
不動産を見るのが好きなのは、やっぱり職業柄なのかもしれないです。
今の時代、昔と違うなと思うのは、
不動産購入に「投資」の意味合いが強くなっていること。
投資の意味を突き詰めると「立地」を重要視することになり、
「立地」がよければ、資産価値を高める事ができます。
例えば、一般的に不動産の価値は「接道」状況が良ければ、価値も高いです。
でも、だからといって、国道1号線沿いにマイホームを買う人は少ないと思います。
やっぱり住環境も大事。
まず、一つ目のポイントは
「資産価値と住環境のバランス」が取れているか。
資産価値とは、換金性だと思っています。
例えば老後に家を手放す時にいくらで売れるかとか
どうしても人に貸さないといけなくなったときにいくらで貸せるかなど。
この辺の強弱は、人によって千差万別。
チラシなどで、お気に入りの物件を見つけたら、
家の写真だけではく、小さい字で書かれた注意書きをよく読んでみましょう。
そして、二つ目のポイントは、
「実際に現地に足を運ぶこと。」
その家だけでなく、周辺地域も歩いてみる。
スーパーがあるか、学校などがあるか、周りには何があるか。
三つ目のポイントは、
「案内してくれる不動産屋さんに自分が想像している希望や条件をしつこく聞く事。」
営業マンによっては、人が嫌がるようなポイントを面と向かっていわない人もいます。
例えば、築30年のおうちなのに畳が間新しかったので、
区役所で調べてみたら、先日の大雨で床下浸水があったとか。
土地の特性などは、区役所などで教えてくれる事実もあるので、
できれば、利害が絡まない機関に相談するのも一案ですよね。
ただし、不動産は二つとして同じものがありません。
だから、どんなに勉強しても「絶対」はないんです。
私は不動産を購入するには、目を養う事が重要だと思っています。
できれば、いつか不動産を購入する予定があるのなら、
早いうちから複数の物件に訪れて、
自分が譲れない条件が何なのか整理しておくのがいいと思います。