Migrants Resource Centre
Migrants Resource Centre は移民を受け入れ、イギリス社会にできるだけ早く移民してきた人たちを馴染ませてあげるため、いろいろなアクティビティーを無料で提供しています。
無料で行うといったって、資金がなければ人も雇えないわけで、そこはチャリティー精神旺盛なイギリスというお国柄、基金支出をしている団体がバックアップしています。
それは公共機関であったり、私的な機関からも基金拠出があります。
英語の授業もそのサービスの一つ。
英語がネイティブの国だから、「英語の先生になろう。」と思っている人や「英語の先生としてのキャリアアップのために。」とボランティアで英語を教えようという人もわんさかいるわけです。
このようなサービスを提供しているのは、Migrants Resource Centreだけでなく、他にもあります。
でも、私はここにご縁があった訳で、今でもすっかりこの法人に漬かっている訳です。
で、日本人はというと、Westminster Adult Educationでもそうでしたが、受付に日本人がいない英語教室にはほぼ皆無です。
この1年で会ったのは、三人だけ。
私から見たら、大変ありがたい環境なのです。
登録日に面接をした時、「日本人はたいてい英語のレベルが高いけど、おしなべて『できない。』と言うね。」とアドバイザーの人が言っていました。
脳が記憶する場所と会話をつかさどる場所は違うという話も聞くので、紙ベースではできても、会話は難しいのかもしれません。
いや、私だって、自信なんか全くなかったし、ビビってたけど、「英語ができるようになりたい。」情熱が勝ったので、がんばったのです。
でも、最初は確かに疎外感。
友達ができるまでには時間がかかりましたし、受付で働くようになる信頼を勝ち得るまでには、それから4ヶ月もかかったのです。
でも、少しずつ良くなってきて、日常会話に問題がなくなったのは、Migrants Resource Centreのおかげだと今でも心から感謝をして止まないのです。