学生時代の私はとにかく勉強がキライ

というよりは、「勉強する」ことがどういうことか全く考えたことがなかったんです。
もちろんテストがあるので、テスト用の勉強はしたけれど、
それはあくまでテスト用であって、将来の受験とか就職とかそんなことを全く
考えたことがナイ。
でも別にそれって特別な子だとは思わないんですけどね。

そんなこんなで高校は家の近くにある高校を選び、（レベルも私に合っていた！！）
大学は、推薦で入学。

とにかく努力をほとんどせずになんとかうまく人生を渡ってきました。

でも、人生ラクなことばっかりじゃあないです。

結婚したら、自分の名前で契約することや手続をすることがたくさんあって、
「知りませんでした、すみません。」じゃ済まないことばかり。
後から「しまった！！」と思って、「なんとかなりませんか？」って相談に行っても、
専門家には、「それは難しいですね。」とか言われちゃって、
「こういう風にしとかないとダメなんですよね。」なんて、言われる始末。
過去に戻れないんだから、いまさらそんな事言われてもね、って思いましたよ。

結局、私の結論は、「法律は理解してから使わないと、後から何とかしてもらおうと
思っても遅いんだ。」って事でした。
専門家も裁判官も人によって、結論が全然違ったりするって聞くし。

それならば、自分が法律を理解して、自分で意思を決定し、自己防衛しよう。
と思い立ったんです

資格の本を見ながら、「どの資格がいっかな～？」と思いつつ、
一ページ目を開いたら「弁護士」が載ってて、
「弁護士にはどうやったらなれるのかな。」って見たら、
「大学を卒業していないと一次の常識問題から受けないといけない。」って、
書いてあるじゃないですか？
短大卒の私じゃ、大学に入りなおさなきゃいけないくらいめんどくさいし、
法律の勉強をしたいのに、常識から勉強しなきゃいけないって、
どんだけ時間かかる訳？と思って、「弁護士はダメだな～。」って思って、やめました。

たぶん、受験資格が大丈夫でも簡単に弁護士にはなれないとは思うけど、
いかんせん、勉強の大変さを知らないんで、この時点ではまだまだお気楽でした。

で、次のページを開いたら「司法書士」が載ってて、
「ふ～ん、弁護士のページの次に載ってるんだ。」位のノリで見たら、
「誰でも受験できます」って書いてあって、受験資格はないし、
「努力をすれば誰でも受かる。」って書いてあるのを見て、
これだ！！って思いましたよ。

とにかく単純なんで、即色々な受験予備校に資料請求をしました。

じゃんじゃん資料が届いたのを見ていたらば、どの学校も異様に料金が高い！！
料金体系もよく分からなくて、授業だけで１００万くらいかかるんです。
よ～く読むとその他に模試も受ける必要があるらしくって、その模試の料金が
いくらかかるのかまたわからない。

元々、「法律の勉強がしたい。」程度のモチベーションなんで、
お金の高さにそのモチベーションは一気に下がりました。

そんな中でひとつだけ「クレアール」という学校が他に比べて安かったんです。
３０万くらいだったかな～？
それでも、無職の私にはちょっと手が出せないお値段でした。

でも、そのクレアールの資料の中に「モニター生募集」というチラシが入っていて、
「モニター生になっていただいた方は全額受講料免除」って書いてあるじゃないですか！！

これを利用しない手はない！！！って、思って、即行申し込みました。

クレアールの対応も親切だったし、お金をかけずに勉強する以外、勉強する気がなかったし、
そんな私にピッタリでした。

モニター生にしていただけるというお話を頂いたのは、面接に行った数日後。
資料請求から１週間程度でした。

だんな様に「司法書士の勉強してもいいかしら？」と今さらながら尋ねると
「いつの間にそんな事になっていたんだ。」とびっくりしていました。
「でも、ただ（無料）だし。」というと、「無料かもしれないけど、本当にやる気はあるのか？」と
何度も何度も聞かれました。

彼は「司法書士」がどういう仕事で、難易度がどの位かってことは
常識として知っていたようです。

私は、本当に何も考えずに生きてきたので、「司法書士」がどういう仕事か
これっぽっちも知りませんでした。
だから、始められたんだと思うんですが。。。

そんな私のノリだけで、司法書士試験を目指す道へと進んでいきました。

今から考えると、あんまりあれこれ考えずに勉強を始めたことがよかったと思います