イギリス ロンドン NHS A&E

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だいぶ前の事になりますが、家で天ぷらを揚げていて、鍋をひっくり返し、ヤケドをおいました。

何年か前にもポットのお湯を捨てようとして、自分の指の上にお湯をひっくり返し、ヤケドをおった経緯からヤケドにはとにかく流水をかけ続けるのが鉄則という事を身をもって学んでいたので、今回も風呂場に直行し、流水をかけ続けました。


私などは経験からしか学べない愚人なため、自業自得なのですが、何事も経験!!と割り切れる性格なため、それほど苦痛を感じる事もなく、のほほんと生きています。

ダンナ様に言わせれば、アホだ、とのことですが、ラクなので、それはそれでいいと思っています。


今回も流水をかけとけば、いいよ~などと言っておりましたが、さすがに重度のヤケドの様子なので、仕方ない、イギリスの医療制度を利用するかという事になりましたが、救急車(999)を呼ぶほどの事でもないようなので、24時間のヘルプラインに連絡をする事に。


The GP 24 hour service 020 8969 7777
http://www.bmehf.org.uk/services/out-of-hours-services

しかし、これ、あまり役に立たず。。。

たらい回しにされた後、結局病状をフンフンと聞いているだけなので、らちがあかない。。。


一通り個人情報と登録しているかかりつけ医の名前等を聞いた後、

「流水をかけています。」というと、

「それは賢明だ。」とのお答え。


いや、そういう事ではなく、次にどうしたらいいか聞きたいんだけどね。。。


あまりにらちが明かないので、自分からA&E(Accident & Emergency)に行った方がいいかと聞くと、「行った方がいい。」とのお答え。

そりゃそうだ。


結局、流水をかけ続ける事に専念した事だけが成果物で、あとは無意味としかいいようがない。


その後、タクシーに乗り、最寄の病院のA&Eへ。


病院は家から車で5分とかからない場所にあるので、大変便利なのですが、病院に着くと、緊急患者だらけ。

明らかに私より緊急そうな方もいらっしゃいますが、「どの辺が急患??」と聞きたくなるような方もいらっしゃり(見た目だけで判断できないですが。)、とにかく先着順です。


一応、着いた際に受付を済まし、特に緊急と判断された私などは、応急処置をしてもらいました。


そして、待つ事1時間。。。


一緒にいたダンナ様などは、「緊急に1時間なんて!!」と憤慨しておりましたが、みんな急患ならそれはそれで仕方のない処置なんじゃないかと思います。


救急車で運ばれた人はさすがに医者がすぐに見てくれると思いますけどね。


1時間後の処置は私から見たら適切だったと思います。

あれからだいぶ経ちましたが、おかげさまでケロイドにならず、未だ微妙に赤いものの、そのうち良くなってくるでしょ。


後日、イギリス人に「緊急だったけど、1時間待ったの。 それって長い??」と聞いたら、

「え~、全然いいじゃん!! 地域によっては4~5時間待つところもあるよ~。」という事だったので、急患でも1時間待ちはこの国では普通(むしろ迅速)のようです。


日本で急患にかかったことないけど、日本の医療制度はイギリスに比べたら雲泥の差なのかな??

でも、それぞれ長所も短所もあるのではないかな~と個人的に思いますが、ロンドンにいる日本人は日本人専用の病院に行く事が多いそうなので、それはそれでシステムとして進んでいるのかもしれません。。。

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