みんな毎日法律使ってます〜はじめに〜

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法律」なんていうと、

ちょっとひいてしまう法律を身近に感じて

世の中がどんな風に法律という仕組みを利用しているか、

「振り込め詐欺」や「なんとか商法」に引っかからない思考回路が作れるように

法律を自己防衛手段として利用できるように

法律というものの存在を改めて再確認したいと思います。

私は司法書士試験を始めるまで「法律用語」なんて

気にかけたこともありませんでした。

法律を意識する唯一の時は

選挙の時などに「憲法9条の改正はんた〜い!!」と

街頭演説している人を見かけた時くらい。

そのため、司法書士試験の勉強を始めた時は大変でした。

勉強を始めた一年目は、

「板書を取るだけで合格できる」と本気で信じてましたあせる

そんな状態でしたので、

2年目に「学者先生の書いた本を読んで、イチから勉強したほうがよい。」と

本を読み始めてからも「日本語ですかパンチ!」とツッコみたくなるくらい

何を言っているのか全然わかりませんでした。

とりあえず民法が一番出題数の多い科目でしたので、

民法を頑張らなくちゃイカン!と思って、民法中心に勉強していました。

でも、あの最初に出てくる「総則」が特に訳わからなくて、

読んでも読んでも、抽象的な内容すぎて、理解不能でした汗

それでも毎日少しずつ勉強して

「内田貴先生の民法Ⅰ 総則・物権総論」のはじめに書いてある文章を読んだ時、

目からウロコが落ちましたね!

「みんな民法の勉強を始める時、総則から勉強を始めるけれども

それは初心者にとって酷である。」

「なぜなら民法はパンデクテン方式といって、

一般的・抽象的規定を先に記載して、「総則」としてまとめ、

その後、個別的規定を記載することによって、

民法を体系的に編集することに主眼をおいた形式だからである。」

「初心者は、まずは、各論を勉強し、その後に総則を勉強した方が

民法の構成的にも有効であり、読者の理解もしやすい。」

そんな感じなことが書いてありました。

それを読んだとき、「総則がわかりづらいというのは、

私だけでなく、民法がそういう作りをしているからなんだ!!」と

ちょっとほっとしましたグッド!

さらに、単に「民法は出題数が多い」のは、

範囲が広いからだけでなく、

民法が一般法であり、普段生活していく上では、

一番基本とされている法律だからなんだということもやっと知りました。

意識していないだけで、誰でも毎日法律行為をしています。

 

 

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