肢別の勉強にもこだわる。
司法書士試験は、
マークシート形式が午前・午後各35問が出題されますが、
その1問、1問は5つの肢で構成されています。
解答の選択の仕方としては、
①肢毎の組合せ問題→アイ アウ イウ イエ ウエなど
②合っている肢の数はいくつか→1個 2個 3個 4個 5個
③学説問題→○○という考え方と△△という考え方があるが、
○○の考え方を取るものの組合せはどれか。
だいたい、こんな感じです。
もちろん、全部わかればそれにこしたことはないのですが、
憲法、民法、刑法、会社法、民事訴訟法、民事執行法、民事訴訟法、
司法書士法、商業登記法、不動産登記法、供託法の
全ての条文を完璧に覚え、かつ、学説も全部理解するなんて、
私にはムリです
そんな私が取ったのは、
普段の勉強では
選択肢のア~オまで分解して、
ひとつひとつの選択肢を丹念に理解することです
問題の出し方としては、
上の例でいう①の問題の出し方が多いのですが、
それだと肢が3つわかるとほとんど答えが出ちゃうんですよ。
もちろん!!
試験では、それが重要ですけど、
勉強という練習の時からそれじゃいかん!!と思って、
解答の組合せは見ず、
一つ一つの選択肢を
「よく読んで、法律のどの条文に当てはまるか」
そして、それを私は
1.「知ってたけど、答えを忘れちゃったのか」
2.「知らなかったのか」
3.「知ってたけど、間違って覚えていたのか」
どれに当てはまるかを常に考えて勉強してました。
で、
1.だったら、「それはしょーがない、そういうことはあるさ、次は忘れないようにしよう」
2.だったら、「それも仕方ない。範囲が広いから、知らないこともあるさ。知っとこ」
3.が一番タチが悪く、
「これは重症 どこで間違えて覚えちゃったのか」
「何かとごっちゃになってたのか」
「自分の人生観からは納得できないからなのか」
何度も何度も原因を究明して、
その考え方ができるよう受験仲間と話し合ったりして、
意識するように心がけてました
模試を受けるときも
これも練習のうちなので、
肢ごとに上の「1.2.3.」のどれ当てはまるかを考えて試験を受けてました。
模試は専ら時間配分の練習を兼ねた肢別勉強の手段でした。
だから、点数が悪くてもたいして気になりませんでした。
それが、「テストの点数は気にしなくていいんだよ。」って言う理由なんだと
私は勝手に理解してます。